2012年02月10日
アミノ酸と肝臓の関係
肝臓の細胞は1ヶ月にはほとんど入れ替わるとされています。そしてその細胞の再生には充分なアミノ酸が必要となります。つまりアミノ酸が不足すると、その細胞の新陳代謝が滞り、肝臓自体の元気がなくなり、本来、肝臓が持っている多種多様な機能が果たせなくなる可能性があります。
日常の生活の中でアミノ酸を上手に取り入れ、肝臓に元気を与えていかないといけないのですね。
そして、アミノ酸の不足は肝臓ばかりでなく、体力や免疫力の低下につながり、カラダ全体にも悪影響を与えてしまうのです。
☆栄養の代謝機能アップ
☆解毒機能アップ
☆胆汁生成の機能アップ
☆体温調節の機能アップ
など。
肝臓は、いわば“木材加工場”みたいなものと考えられます。
アミノ酸は、“木”と考えて、木を木材に加工されてはじめて家や家具になります。
アミノ酸も肝臓という加工場によってアミノ酸からたんぱく質に変化して筋肉や酵素などの原料として使われるのです。
肉や魚、卵、牛乳、大豆などは、“原木”みたいなものと考えられます。
それらが唾液や胃液、消化酵素などで分解されていろいろなアミノ酸という小さな形になります。
そして小腸で吸収されたアミノ酸は、肝臓の門脈を通って肝臓に運び込まれます。
肝臓では、このいろいろなアミノ酸からさまざまなたんぱく質が合成されます。それらは冠動脈から心臓を経由して全身の細胞に送られ、あるときは筋肉、またあるときは骨や軟骨、皮膚など様々部位への組織や器官の原料として再び利用されるのです。
ですから肝機能が低下した状態だとせっかく運びこまれたアミノ酸の有効利用ができなくなるのです。
よくテレビでコラーゲンのことを宣伝してますが、このコラーゲンもいったんアミノ酸まで分解されてからたんぱく質合成へと使われるので、コラーゲンがコラーゲンへとなる訳ではないのです。
いかにバランスのいい種類のアミノ酸をとるかがたんぱく質をきちんと合成して肝臓をたすける鍵になるのです。
※アミノ酸スコア=100←バランスの指標
(ひでぼ~Z)
Posted by ひでぼ〜Z at 15:07
│カラダのくすり箱