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2012年01月31日

痛み…しびれ…



痛み…しびれ…

通常、

何かカラダのどこかに刺激やショックがあり細胞が傷つくと、カラダの防衛本能(機能)が働いて、血管を広げ、腫れをつくり、痛みのシグナルをカラダ中に伝えます。

つまり、痛みは、カラダに異常があったという“警報”みたいなもの。

もし、痛みがなければ、カラダに傷ついたという警報がなく、その危険から逃げることができなくなります。

すると、軽くてすむはずだったのが回避できずに大怪我につながるということなんです。

痛みは、さらに患部修復のために血管拡張を促し、患部に血液を送り続けます。

しかし、そのせいで腫れが強くなり、かえって血行障害が起こり、老廃物を排出できずにばい菌繁殖をしてしまい、悪化してしまうことも。

治りやすい人は、その老廃物をいかに早く排出させる力があるのでしょう。

ですから、急性の場合、腫れ(炎症)をできるだけ少なくするために、冷やしたり、抗炎症作用のある解熱鎮痛剤を使うのです。

それもケースバイケースでその時々で様々な処置があります。

しかし、

慢性期になるとその処置が変わってきます。

長引くと言うことは、痛み→腫れ→血流促進→組織回復→老廃物排出の手順ができてない証拠です。

つまり、腫れが長引いたことにより、血管組織が傷つき変形してしまい、血行不良になってしまい。患部の組織の新陳代謝ができずに細胞が弱っていってしまっている。

ですから、長引く慢性期には、今度は、温めて血行改善をはかり、組織の細胞活性をすすめる。

免疫力をあげて、患部にたまった老廃物排出を促進する。

適切な栄養(患部修復のため)を補う。


そんな治療が必要になってきます。

そして、慢性期には、痛みというよりも、“しびれ”に変わってきています。


つまり、細胞が窒息してきている状況なのです。


そんな状況では、漢方薬がよく効きます。

特に開きょう(穴を通す)作用のある特殊な漢方薬を使用することがあります。


※参考までに
牛黄清心元や日水清心丸など。

その他、血液循環を改善する桂枝ぶくりょう丸や桃核浄気湯、疎経活血湯…など。




(ひでぼ〜Z)


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