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2011年07月22日

熱中症とは、


この“熱中症”という言葉がこれほどよく耳にするようになったのは、いつからだろうか?

自分の記憶では、この熱中症という言葉を初めて聞いたのが、十年以上…もしかしたら、20年くらい前からだったような…。
それは、こんなことからだったと思う。
その話とは、ある都会の地下鉄工事現場で、ある日雇いの人が急に体調に異変をきたして倒れた…。そのとき40℃以上の高熱をだしていた。救急に運ばれたのだが、意識不明となり、そのまま帰らぬ人となってしまった。

そのときの状況が高熱にもかかわらず、汗をかいておらず、そのために体温の下降ができずにいたのが、その悪化の原因でした。なぜ汗をかかなかったのか?

それは、その人の出身が冬は、雪深い北国の出身だったのが関係あると思われた。

北国では、暑さよりも寒さから身体を守るために、先祖代々すみ続けた結果、汗腺を発達させないことにより体温が逃げないようにしてきた。

逆に南国では、暑い気候のために身体にたまった熱を発散させるために汗腺を増やすことによって体温調節を発達させた。汗の蒸発により、体温を下げやすくしたのであった。

つまり、その地下鉄での件では、“汗腺”の数と機能が関係していた。

過酷な環境の地下鉄工事などでは、今のように熱中症対策などしっかりしていない時代では、なかなかその対応が不十分であった。


しかし、今のように様々な情報や知識が豊富な状況なのに、なぜ、まだ熱中症が増え続けるのでしょうか?


たぶん、現代において、エアコンなどの快適商品の普及が関係しているのかも。
それも、自分が小さい頃は、当たり前のように“あせも”をかいてる子が周りにいっぱいいました。それが今では、昔ほど見ることが少なくなった。

あせもをかくことで、肌の汗腺の数が増え、自浄力も高まり、強い肌へとなったように思います。

ですから、たとえ、汗腺の数は、十分であっても、普段から汗をかかないでいると、その機能は、衰えていくといいます。

現代人は、せっかくの汗腺の機能を発達するべき幼い頃の時期を快適なエアコンで退化させてしまったのかも。

熱中症になりやすい条件に、汗をかきやすいか、かきにくいか、ということがあります。

夜に多い熱中症の場合、汗でかく水分量とオシッコにだす水分量の比率が関係しているとされていました。

汗をより多く方々の方が熱中症になりにくいことがわかったのです。


寒い地方では、汗腺の数が退化するのを防いで健康維持をするためにいろんなことが習慣として生活の一部になっているのがあります。

例えば、フィンランドなどでは、サウナなどがそうでしょう。

汗腺は、なにも体温調節のためじゃなく、身体の皮膚の自浄力のためにも必要なものです。(だと思います。)


日本では、入浴などがそれに当てはまると思います。(湯船に浸かる習慣は、どちらかというと日本独特なものらしいです。)

熱中症対策には、水分補給や休養のほかに、できたら適度に汗をかくことも必要なことかもしれません。


体力をつけながら、こういうことも取り入れてはいかがでしょうか?


(ひでぼ〜Z)



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Posted by ひでぼ〜Z at 16:03 │ひでぼ~Zのつぶやき