2011年06月10日
世の中は、いろんな流れが犇めいているから…。

ただのしがない薬屋の独り言です。
自分は、北海道のある大学の薬学部を出て、病院とか調剤に就く友人たちと違い、自分は、ある小さな薬屋に管理薬剤師として働かせてもらいました。その薬屋に働かせてもらったのは、他に理由もあったからです。そこの店主である“師匠”について、漢方薬の処方判断(診断)の基礎を学べたこと。またそこの特色である“整体療法”を会得することからでした。どちらも一般にあるものとは“違う”ものでした。それらは、様々な“流派”みたいなものがあるんですが、その“師匠”から学んだものは、現在ではもう学べない、貴重なものでした。そのために師匠亡き後、そういった特殊な漢方診断法や整体療法を知りたいという要望で何度か内地などで講師として自分が出向いたこともありました。そんなこんなで、大学の薬学部卒業後にある意味、一般の同業者とは違う“道”を選んだ自分。それが現在の自分の基盤になっているようです。そして二十年くらいたってくると、そういう薬剤師の集まりに行っても、なんか違うという感じになってます。(浮いてしまうんだよね(笑))もちろん、薬剤師として数年間薬剤師会の薬局にて調剤業務をさせてもらったことも
あります。逆に、そのおかげで“自分の役割”を再確認できたようです。つまり、薬屋の薬剤師としての調剤業務以外の大切な仕事。…正しい薬(漢方薬や健康食品なども)の使い方をきちんと伝える仕事を選びました。最近のこういう業界は、セルフメディケーションと口では謳いながら…どちらかというと“丸投げ”みたいな感じになっていると思います。
いつから生理痛に、鎮痛剤が当たり前になったのだろうか?
いつから“胃に優しい”鎮痛剤と言われるようになってしまったのか?
いつから“誰でも効く”健康食品などがあちらこちらから売られるようになったのか?
間違いではないが、
どこか、ゴマカシのコマーシャルが多い気がします…。
ちょっと前までは、気になったことは、自分たちお薬屋さんに聞きに来る方も多くみられました。
最近は、インターネットやコマーシャルなど、わかりやすい(というか思いこみやすい?)とそちらを利用する方も多くなってきて、全部知ったつもりの方々も多く、薬屋にわざわざ聞きに来る方は、ホント少なくなりました。ただ、自分たちがインターネットを検索する場合、怪しいか怪しくないかの情報の選別に苦慮します。それぐらい様々な情報が垂れ流しなのです。
だからでしょうか…
このようなブログをするようになったのは…
でもブログにあれこれ書くよりも実際に耳で聞いて、会ってみて、正しい情報をきちんと伝えたいと思っています。
なんとなく、今日はそんなことを書きたい…という記事です。
(ひでぼ〜Z)
Posted by ひでぼ〜Z at 14:57
│ひでぼ~Zのつぶやき