2011年05月23日
石ころ、岩ころ…
山から外れ転げた岩ころは、コロコロ転げ落ちていき…
ようやく止まったと思ったら、
雨風にあおられて、
獣に荒らされて、
岩ころは、コロコロ、コロコロ…
転げ落ちて…
アッチにぶつかり、コッチにぶつかり…
角かどが少しずつとれて、
月日を何日も何日もたったある日…
ゴツゴツした岩ころは、
まん丸ツルツルの石ころになっていた。
まん丸石ころになった岩ころは、
角かどが相手を傷つけなくなったことに気づいた。
周りの岩ころとお互いぶつかり合い、
そのために、角かどがとれて、
まわりの岩ころも
みんなまん丸ツルツルの石ころになっていた。
山から遠く離れた、川原の河川敷に
みんなみんな、
まん丸ツルツルの石ころがよりそうように積み重なり、
土地をつくり、魚の寝床をつくっていった。
何年も続く岩ころさんのお話しです。
(ひでぼ〜Z)
Posted by ひでぼ〜Z at 15:34
│ひでぼ~Zのつぶやき