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2011年01月27日

食べる力を育てる
















北海道にある置戸町にある小学校のある日の給食風景。

子どもたちがカレーライスを「辛い辛い」と言いながら、でも美味しいと言って食べている。

普通、給食のカレーは、子ども向けの甘口の薄味のカレーだと思っていた。
でもこの小学校の給食のカレーは違うみたい。

実は、このカレー…

実に三週間かけて作る本格的なものだった。

市販のルーを使わず“一から作る”妥協を許さないカレー。

給食を作る、栄養士の佐々木さんは、

子どもたちに“本物”を食べさせたい。

味覚を育てて、“食べる力”を育てるのが栄養士の仕事だという。

山に入り山菜をとり、それを子どもたちの給食にだす。

給食…今、給食費を払う払わないで問題になっている。

ある知り合いの栄養士が、
「少ない予算で子どもたちの給食をつくるのは大変。どうしても栄養とコストのバランス考えると難しい。」と嘆いていたのを思い出した。

でも、置戸町の給食には、そんな問題などないようだ。


「本物の味」で子どもたちの成長を助けているのがわかるからだろう。

「辛い辛い…でも美味しい」と喜んで食べる子どもたち。

自分の幼い頃のカレーというがカレー風味のスープはそれなりに美味しかったが…。


“食べる力”

本来、家庭でしなくちゃならないことをここの給食のおばちゃん…熱血栄養士の佐々木さんは、しているんだなって思った。





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