ある国の教え…
いつだったか、
テレビでアフリカの水事情を改善するために、ある日本人が深く関わったことをドキュメンタリーでしていた。
アフリカでは、泥水しか飲めない地域がまだまだたくさんあって、
その水のために赤痢などで幼い子供たちがたくさん命を落としている。
そのために、
「井戸を掘ってあげよう!」と立ち上がったその日本人は、自費でアフリカまで行って、いくつかの井戸を掘る。
そして、意気揚々と日本に帰ってきた彼は、一部の地域に井戸を掘っただけで、まだまだアフリカには、相変わらず泥水しか飲めない状態が続いている事実を知って、愕然とする。
その時、彼は、井戸を堀に行った現地で出会ったご老人から聞いた地元に伝わる“諺”を思い出した。
「飢えた人に出会ったら、魚をあげるのでなく、魚を穫る方法を教えなさい。」というものだった。
そこで、彼は、地元で簡単に材料が調達でき、故障しても地元の材料で修理できる井戸掘りの技術をあみだした。
そして、今でも彼から教わった技術で、地元の民によって井戸掘り技術が伝わっているとのことでした。
恵むというのは、
物でなく、その物を作る知識を恵むという意味なんでしょうね。
だから、「知恵」になり、永遠につながっていくんでしょうね。
(ひでぼ〜Z)
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