ぬちぐすい…(カラダにいいこと、くすりみたいにいい…命の薬)
沖縄では、カラダに(または精神的にも)いいことを、
“ぬちぐすい(命の薬)”といったりします。
昔々、まだまだ医療機関などが、本土ほど普及していない時には、民間療法などによって、健康を守っていました。薬草やブーブー(シャ血)などが今でも継承されています。
昔の方にとって、“薬”は、魔法の薬でもあったかもしれません。
そんなことから、カラダ(または、心)にとっていいことを総称して“ぬちぐすい(命の薬)”などと読んだのかもしれませんね。
ですから、カラオケやゴルフなどのストレス発散、おいしいご馳走(本当にカラダにとって、美味しくもあり、いいものでもある)、なかには、いい話なども…。
効能効果というとってつけたものでなく、
「あなたのことを思って、作った(やった)もの(こと)」
思いやりが詰まったものが、“命の薬(ぬちぐすい)”なのかもしれません。
懐かしい故郷の風景を描いた、絵画や写真なども…。また昔ながらの思い出の歌や言葉なども…。
そういうのも含めて、
“命の薬(ぬちぐすい)”といえるかもしれません。
毎朝の家族の会話、何気ない近所つきあい…。
小さな“ぬちぐすい”は、気がつかないうちにいただいてるかもしれませんね。
(ひでぼ〜Z)
※反対に人を皮肉ったりけなしたり、また世評を悪く言ったりすることを、“毒舌”というのもわかる気がしますね。
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