兄弟…
親友の昔なじみに会った時に、
ホント、仲がよかったですよねといわれた。
お互い、いろいろと大変な時期がありました。
そんな時に、お互い励ましあって生きてきたと思います。何でも話せる。何でも頼める。何でもあわせられる…。
自分が以前のブログにも書いたことがありますが、「失明」の危機に陥ったことがあります。病院で手術をすることになった時に、親友は、
「大丈夫!まな板の鯉のつもりで行け!もしなんだったら、俺の目をくれてやる。それでもだめだったら杖となり、手となり助けてやる。」と言ってくれました。
幸い、目も無事治り通常生活ができるようになりましたが、一番喜んでくれたのは、やはり親友でした。
行きつけの飲み屋に行ったら、「俺たちゃ〜兄弟だ〜♪」と口ずさんでいました。スタッフの方々も兄弟と信じていたくらいです。
親友は、ある店で一人で呑んでいるときに、そこのママさんや大将さんなどに
「俺は、兄弟の数は多いけど兄弟付き合いはあまりない。だけどひでぼ〜は、本当の兄弟みたいなんだよな。」
とあちこちで言っていたとか…。
大家族であったけど、家族全体が疎遠な関係にあって孤独感が強かった親友。
何かある時だけ頼ろうとする、かといって親友をけむたがる時も…。でも一番、親を心配し、兄弟を心配していた親友…。
いっしょに呑んでいるときに時折目に光るものがこぼれるときもあった…。
自分が無理してるような時に(体力的にも精神的にも)親友は、すぐに察知してくれた。
いつもの言葉…
「大丈夫!大丈夫!考えすぎ!成るように成る!俺をみろ!ひでぼ〜は、恵まれてるじゃないか!」って言ってくれた。
そして、グラスをコンッ!と軽く乾杯してグイッと飲んで「な!わかった?」って言ってたっけ。
励みになり、力になってくれた親友の存在。
亡くなって改めて存在の大きさを感じています。
こんな自分を空の上から「ほらっ!ひでぼ〜!また考えすぎだぞ!力を抜いて!そばにいるぞ!」と言っている気がします。
(ひでぼ〜)