聞き上手、話上手…
漢方相談をしているときに、一番重要なことが、
情報収集、情報整理であります。
望診、問診、聞診、切診の四診が基本になるんですね。
(望診)見た目、風貌、雰囲気、姿勢、気色、血色、肌色など…
(問診)一通り決まった項目を尋ねる。正確に相手の状況を知るために大切なこと…。
(聞診)実際に相手からの訴えを聞く。その外、声色、声力、匂い、なども同時に情報収集整理します…。
(切診)実際に患部に触れたりすること。しかし、これは医療行為に関わりますので実際にはできません。しかし、痛みなどの訴えで腫れの勢いをみるために“見て”判断することも。たとえば、膝の痛みの時に腫れ、熱、色をみたりします。
この時に重要なことは、疾患や悩みの原因をこれら情報の整理によって、相手本人に理解してもらうことになります。
その時に“聞き上手”が重要になってきます。そして相手に伝えるために(本人が思い込みなどで情報混乱している時も)“話上手”がチカラを発揮します。
きちんと使ってこそ効き目がでる漢方療法です。
電話相談などには限界があります。実際にお会いして初めて気づくことがあります。
また最近は、漢方入門書なるもので「この漢方ください」といらっしゃる方も…。
できるだけ“客観的”な情報が重要な東洋医学。
できたらどのような理由でお使いしたいのか薬剤師や専門カウンセラーにお尋ねください。
回り道しないですむ一番の方法です。
(ひでぼ〜)
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